いつでも富士山が望めて、小江戸甲府の夏祭りには花火も見られる。
そんな穴場スポットが、甲府駅にあるのはご存知でしたか?
そこは、セレオ甲府の屋上広場。
2023年夏より「セレオ甲府 屋上マルシェ」が定期的に開催され、
解放的な雰囲気のもと、
新しい地域の魅力と人々のつながりが生まれています。
「セレオ甲府 屋上マルシェ」は、甲府駅直結のセレオ甲府6階屋上広場で定期的に開催されているマルシェイベントです。初開催は2023年の夏。小江戸甲府の夏祭りに合わせた「セレオ甲府の夏祭り」として開かれ、その後もクリスマスや春などの季節ごとに、テーマを変えて開催しています。毎回20以上の出店者が参加し、1500名を超えるお客さまで賑わう、セレオ甲府の新たな恒例イベントです。
そもそも屋上マルシェが開催されたのは、屋上の存在をもっとたくさんの方に知っていただくためでした。富士山が望める穴場スポットとして昼間の時間帯に一般開放していたものの、あまり認知されておらず、これといった利用用途もなく……。せっかくの場所をもっと有意義に使えないかと、県内各地で最近さかんに開かれているマルシェイベントをやってみようというアイデアが持ち上がりました。屋上広場の認知はもちろん、セレオ甲府として地元のスモールビジネスやがんばる人たちを応援したいという気持ちもありました。
マルシェに参加しているのは、フードやスイーツ、雑貨などを扱う県内のショップなど。その中心となっているのが、セレオ甲府の催事をきっかけにつながりのあった「コリアンキッチンMikan」さんです。各地のマルシェに参加されているためお顔が広く、さまざまなショップに声をかけ参加者を集めてくれました。出店者同士の連絡にはLINEグループを立ち上げてくれるなど、こうした頼れる地域プレーヤーの存在が屋上マルシェを支えています。マルシェ参加をきっかけに、別の催事に出店いただくことになったケースもあり、屋上マルシェはセレオと地域事業者との大切な出会いの場にもなりました。
セレオ甲府の屋上マルシェの魅力は、ショップだけではありません。毎回お客さまに好評なのは、県内の高校の吹奏楽部による生演奏! 他にもバルーンアートやヨーヨー、お絵かきなどのプチイベントをセレオ甲府社員が準備し、来場されるお客さまに楽しんでいただけるよう工夫を凝らしています。
屋上マルシェでは毎回2,3校の高校吹奏楽部が登場し、代わる代わる生演奏を披露。スピーカーでBGMを流すこともできますが、せっかくなら生演奏にしようと、これもセレオ甲府社員のアイデアで始まりました。生徒さんの友人やご家族(おじいさん・おばあさんまで!)駆け付け、演奏中は出店者も思わず踊ってしまうほどの盛り上がりに。各校の演奏後には、2校がその場で合同アドリブ演奏まで行い、学校同士が交流できる素敵な機会になっています。
屋上マルシェの準備期間は、セレオ甲府の社員が総出で準備に取り掛かります。担当者以外も積極的にイベントに関わり、CCDの本社からも社員が駆けつけるほど。開催後には社内でイベントの振り返りを行い、お客さまからの声も受け止め次回開催の企画に反映します。参加者の皆さまからご好評をいただいている一方、屋上という場所柄、強風や夏場の気温の問題、スロープ設置へのリクエストなどの課題もちらほら。こうした声に応えながら、より多くの方が楽しめるイベントへの成長させていくことが今後の目標です。
実は車社会の甲府では、普段の生活圏内以外に足を運ぶことが意外と少なく、新しいショップやお客さまとの出会いが限られるそう。「マルシェがあるからセレオに行こう」と駅に行くきっかけを作り、そこで知らなかったショップとの出会いの場を創出する。この出会いの機能を、この先ももっと強めていきたいと担当社員は語ります。
そして今後は、より「甲府らしさ」のあるマルシェにしていくことも目標です。例えば甲州ワインなどの特産物の扱いを増やし、ゆくゆくは観光客の取り込みも狙っていく。新たなコミュニティの魅力発見とその最大化に向け、甲府の屋上はますます盛り上がっていきそうです。
COMMENT 担当者より
知られざる魅力を、もっと発掘&発信したい
「私は甲府が地元ですが、屋上マルシェをやるようになって、まだまだ知らない人気ショップや素敵な事業者さんがいらっしゃるんだと再発見しています。これからも地域の魅力を見つけ、出店へとつなげていきたいと思います」(今野)
「まずは地元の方に知っていただくことが最優先ですが、ゆくゆくは観光客の集客にもつなげていきたいです。中央線で甲府まで足を延ばしていただけるよう、地域コミュニティの魅力最大化を目指していきます」(小川)
セレオ甲府 今野、小川