FEATURE PROJECT

中央線ビールフェスティバル

「中央線沿線で、クラフトビール文化の醸成を」
そんな願いから2018年に始まった「中央線ビールフェスティバル」。
武蔵境駅のnonowa Terraceや境南ふれあい広場公園を会場に、沿線のブルワリーや飲食店が集結する人気イベントとして開催されています。
でも実は、それだけにとどまらない新たな展開も進行中。
ホップを育てる? 名産ビールを開発??
聞くだけでもワクワクする、ビールフェスティバルの今後をご紹介します。

ビール好きも、
ファミリーも楽しめる
中央線ビールフェスティバル

「中央線ビールフェスティバル」の実行委員会事務局を務めるのは、武蔵野市に本社を構える広告企画制作会社スイベルアンドノット。2018年に武蔵野市初となるビール醸造所をオープンし、また武蔵境駅のハロウィンイベントをはじめとする様々な地域イベントをサポートしてきた経緯から、今回のフェス企画が持ち上がりました。過去3回の開催に加え、コロナ禍では「おうちで楽しむ 中央線ビールフェスティバル」としてクラフトビールを販売するなど、フェスの継続的な運営を行っています。

クラフトビールをきっかけに、出会いを生む

「中央線ビールフェスティバル」の特徴は、ベビーカーを押したファミリーの来場者が多いこと。これはフェスの狙いの一つで、ビール以外にも多彩なフードを提供したり、野外ライブを行ったりして、普段クラフトビールに興味のない人やお店に行きづらい人でも気軽に立ち寄れる工夫を凝らしています。フェスの中心はビールですが、目指しているのは「この場を介して地域のさまざまな人たちが出会うこと」。毎回期待を超える数の来場者やビール醸造者、地域の飲食店、ミュージシャンが集まり、地域コミュニティの形成につながっています。

地域の理解が第一だから、トラブル対策を徹底

公共スペースを利用してアルコールを提供するため、フェスの開催にあたってはトラブル対策やゴミの管理・掃除などを徹底しています。地域に根付くイベントとして継続させていくには、こうした近隣への配慮は不可欠。出店されているブルワリーや飲食店からも理解と協力を得て、毎回大きなトラブルもなく運営できています。
2020年は感染症拡大の影響でリアルイベントは開催されませんでしたが、オンラインでのクラフトビール販売や、ZOOMを使ったブルワリー交流など、ファンとのコミュニケーションが絶えないように活動しています。

駅からクラフトビールが誕生?!
「ぽっぽやエール」

「ぽっぽやエール」とは、「中央線ビールフェスティバル」をきっかけに始まった新規展開。「東京でホップを育てようプロジェクト」と連携し、ホップ栽培からオリジナルのクラフトビールづくりまでをJR武蔵境駅を中心に行おうという大胆な試みです。2021年3月、JR武蔵境駅近くの敷地内でホップの栽培がスタート。今後は市民参加型の企画として、すくすくと育てていく計画です。(※2021年3月現在)

ホップと一緒に愛着も育む

「せっかくフェスが盛り上がり、駅という場所もある。それなら、フェスや駅の名産品があってもいいのでは?」
そんな考えから始まった新規展開「ぽっぽやエール」。駅で行われるホップ栽培には市民も参加することができ、収穫したホップからビールづくりを行う予定です。フェスや沿線ビールカルチャーの認知拡大と集客が大きな目的ですが、「植物を育てる」というプロセスがあることが大きなポイント。駅を利用する人が、つい「育ってきたな」「そろそろ収穫かな?」と気にしてしまう、そんな愛着を持てる企画を目指しています。

土いじりをする駅員がいる、というユニークさ

駅の敷地内で行われているホップの世話は、主にJR武蔵境駅の駅社員たちが担当しています。「思ったより重労働……」「駅社員なのにホップを作るなんて変な会社(笑)」などと言いながらも、土をさわるときは思わず笑顔になる制服姿の駅社員たち。「成長の様子をポスターにして掲示しては?」など、積極的なアイデアも生まれています。
こうした駅社員たちの姿は、他の駅では見られない、まさに中央線ビールカルチャーならではのシーン。駅という場所を活かした、あらたな沿線ブランドづくりがはじまっています。

「点」から「線」の
地域活性化へ

一般的な地域活性化や町おこしは、「○○市」や「○○エリア」といった、点での展開がほとんどでした。それに対して「中央線ビールフェスティバル」が目指すのは、沿線という「線」でとらえる地域活性化です。
ビールフェスティバル、そして「ぽっぽやエール」に続く第3ステップとして、まず目標となるのは企画の定着と継続開催ですが、JR武蔵境駅という「点」だけで終わらせるのはもったいない。「今度あのお店に行ってみよう」「今日はあの人に会いに行こう」と、普段は通り過ぎるだけの駅で途中下車するきっかけをつくることができれば、より広い範囲でのコミュニティや地域活性につながるでしょう。
クラフトビールをきっかけに、沿線に住むさまざまな人の交流と愛着を育む、そんな未来をつくっていきたいと考えています。

【このプロジェクトの中心メンバー】

株式会社スイベルアンドノット見木 久夫様とnonowa武蔵境(JR武蔵境駅)メンバー

株式会社スイベルアンドノット
見木 久夫様

「実は私、人とカンパイするのが大好き(笑)。ぽっぽやエールを一番楽しみにしているのは自分かもしれません。ビールと「駅名」で盛り上がれるのが中央線ならでは。ゆくゆくは海外まで認知を広げ、観光資源にしていきたいです」

株式会社JR中央線コミュニティデザイン
nonowa武蔵境(JR武蔵境駅)メンバー

「毎日、駅社員が水やりをしているので、通りがかったらぜひ声をかけてみてください。植物を育てて終わりではなく、その先でビールになるので、より楽しみも膨らむかなと思います」

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