CCDが教育事業として手掛けるロボットプログラミング教室「プログラボ」で、約1年前から室長を務めています。入社して3年間は東小金井で駅業務に従事していましたが、4年目で新しいことに挑戦しようと教育事業部に希望を出し今の配属に。学生時代に教職を検討したことがあり、家庭教師のアルバイトもしていたので、人に何かを教える仕事に興味がありました。
でも、駅業務も離れるのが惜しいくらい大好きでした。高校生が駅でテストの話で盛り上がっていると、青春の1ページを支えているんだなあと少し胸が熱くなったり。駅業務とロボットプログラミング教室は一見かけ離れた仕事に見えますが、「誰かの何気ない日常を支える」という点では共通するものがあると思っています。
室長の主な仕事は、授業で使う教材やスライドの準備、サポーターと呼ばれる教室スタッフのスケジュール管理などです。教室のマネジメントだけでなく実際に授業も行うので、生徒たちからは「先生」と呼ばれています。内向的な生徒が徐々に心を開き、「先生」と呼んでくれるようになるとすごく嬉しいですね。先日、都合で教室に来られなかった生徒が「どうしても先生とお話がしたい」と電話をくれたことがあり、楽しみにしてくれているんだなと実感しました。
プログラミングを学ぶ教室ですが、目指しているのは人間力を育むこと。何かに夢中になったり諦めずに頑張ったりしたときはしっかりと褒め、何十年後かに生徒の継続力や協調性につながっていけば理想的です。
教室には保護者の方が授業を見学できるスペースがあり、初めての授業では何を話したか記憶がないほど緊張しました。最近は授業にも慣れてきましたが、1つ1つの授業において、生徒はもちろん保護者の方々にも満足いただける授業をしなければと気持ちが引き締まります。
実はこの業務に移ってから、以前は「お客さまからお金をいただいてサービスを提供している」という意識が希薄だったと気づきました。だから他校の室長さんたちとも連携し、いただくお金や期待に見合うよう授業の質を高めていきたいと思っています。そして働く自分たちがいかに仕事を楽しめるかも、きっとサービスの質に表れるはず。社員にとっての充実した環境づくりにも、今後取り組んでいきたいです。